気になっていた数字がYahoo!ニュースで見つかりました。
地域おこし協力隊に着任して、1年以内に辞めた人の割合です。
「1年で25%退任」って結構多いと思いませんか?

これまで、総務省の資料などでは、任期を勤め上げた人の6割くらいが定住しているという数字が出ていました。ですが、任期を全うできなかった人をSNSなどでかなり見かけるので、実態はどうなっているのだろうかと気になっていたのです。

そりゃあ、家族も友達も居ないところで、ひとりぼっちで暮らし始めるのですから、それだけでも精神的にキツいですよ。面接のときに初めてその自治体に行った人だって多いし。
そして、初めて関わる仕事に戸惑ってしまうでしょう?やっぱり。
着任前と同じ業種で働く場合でも手法は異なるし「地域おこし」という未知の領域に挑むのだし。

何が何でも任期を勤め上げなければならない・・・そんなことはないと思いますが、改善すべきことを明確にして、多くの隊員が活動を続けられる環境を整備していく必要があります。

ちなみに、この共同通信が配信したYahoo!ニュースのコメント欄には、給料が安いということがかなり書かれていますが、そこはあまり問題じゃない気がします。年収200万円が高いとは言いませんが家賃は無料だし経費も支給されますからねえ(/_・)/ボクらはそんなに豊かな社会で生きているわけではないでしょう?


地域協力隊員、1年で25%退任 住民、行政との関係に悩み
https://news.yahoo.co.jp/articles/f7b1e5b5763c995d272cd0b227b33fee5c05a705
7/23(木) 16:31配信
 地方に移住し、活性化に取り組む「地域おこし協力隊」の隊員の25%が着任から1年以内に辞めていたことが、弘前大大学院の平井太郎准教授の調査で分かった。受け入れ自治体の回答を集計した。半数近くは住民や行政との関係で悩みを抱えており「活動前から十分な意思疎通を図るなど、受け入れ態勢の整備が定着の鍵になる」と指摘した。
 半年以内に退任した隊員は7%、半年~1年は18%だった。任期は2~3年が多く、1年以内に辞めた人の大半は任期の途中とみられる。
 隊員から相談があった悩み(複数回答)は「地域との関係」が46%で最も多かった。
総務省:令和元年度地域おこし協力隊の定住状況等に係る調査結果
https://www.soumu.go.jp/main_content/000664505.pdf
9

#地域おこし協力隊